VISION

目指す世界

教育のすべてを「子どものため」の教育に


EIDOSは、本来「子どものため」に行われるべき教育のすべてを「子どものため」を起点として考えられた教育にすることを目指しています。

課題意識

教育が本来のあるべき姿ではない

現在「子どものため」に行われるべき教育には、必ずしも「子どものため」ではなく「大人のため」となっている部分が多く見られます。
つまり、「子どものため」である学校教育が本来のあり方ではなくなっているのです。
本来のあり方をしていない教育を子どもに施すことは、子どもにとってはいい迷惑で、良い教育になるはずもありません。また、教育を効果的に行えていないということは、その子どもにとっても、社会全体にとっても損失になります。
教育の「大人のため」となっている部分を「子どものため」という本来あるべき姿にすることを目指しています。

保護者などの教育を専門としない関係者の教育の視座が低い

保護者などが学校・その他教育機関に対して意見を言うときにとても主観的であるということに課題を感じています。
我が子のことを思うことで感情が入ってしまうことはわかります。しかし、保護者などの意見によって教育が「子どものため」ではなくなってしまうことも考えられます。

保護者などの多くの人は、自分の教育観を「良い教育」であるとして意見を主張する場合が多いです。しかし、本当にその教育観が子どもにとって良い教育であるかどうかはわかりません。
このような意見をすることによって、もし学校が「子どものため」の教育を行っていたとしても、保護者のニーズに合わせる必要が少なからずあるため、教育の質が下がってしまうのです。

決して保護者などが意見を言うなと言いたいわけではありません。むしろ積極的に言うほうがいいと考えています。
なぜなら、もし学校が「子どものため」の教育ができていない場合、その状態を改善できる最も力がある人も保護者であるのです。
保護者などは、子どもの教育を良いものにもでき、悪いものにもできるのです。そのために、教育を主観的に判断してほしくないのです。

あくまで課題は、「主観的」に教育を判断することであり、「客観的」に目の前の教育が「子どものため」になっているか判断してより良い教育を目指せるようになってほしいのです。

子どものため」の教育を実現するために

子どものため」の教育を実現するためのアプローチはいくつもあると思います。
例えば

  • 実際に子どものための教育を実践する
  • 子どものための良い環境をつくる
  • 子どものための教育ができる人材を育てる

などがあります。

EIDOSは上記にある「子どものための教育ができる人材を育てる」ということを目的としたアプローチの1つであると考えています。上記の課題にある「保護者などが客観的に教育を判断する」ようになることで、「教育を本来のあるべき姿に戻す」のです。
EIDOSの記事を読むことによって、教育の基本的な知識や見方、考え方などを理解することを目標としています。
その理解の先に、現在行われている教育や自身が行っている教育について、「本当に良い教育と言えるのだろうか。」という疑問を持ち、今目の前で行われている・行われようとしている教育について、その教育が本当に「子どものため」になっているのかを考えることができるようになることを目指しています。

例えば、保護者が教育の基本的な知識をつけ、教育が本当に「子どものため」になっているかどうか考えることができるようになったとします。
そうなることによって、学校が行っている教育(授業・生徒指導・部活動など)が本当に「子どものため」になっているのかについて考えることができるようになります。
もし学校が「子どものため」ではない教育を行っている場合は、保護者がきちんと論理立てて学校の教育を改善することができるようになると考えられます。また、日々の家庭教育においても自身が行った教育に対して振り返り、改善することもできるようになります。

このように、保護者などが教育の基本的な知識を得ることによって、目の前の教育を判断し、改善ができるようになり、すべての教育が「子どものため」になることの実現につながるのです。